昨年9月半ばの「リーマンショック」以降、深刻な経済危機が世界中を襲い、自動車、金融、電機産業における世界的大企業が、政府を巻き込んで・・の事態となっている。

また、国内では、「派遣切り」といわれる非正規労働者・期間従業員の削減、正規労働者の削減、生産拠点や支店の縮小・閉鎖、事業撤退、○○年ぶりの赤字決算、といった企業が相次ぎ、メディアを、そして世間を賑わせる。

何か、バブル崩壊後に「立ち直った・・」と思われていた体制がものすごく脆弱であって、ホントは根本から見直さなければならなかったことがあったのでは・・と疑いたくもなってくる。

「百年に一度の危機」。これは取りも直さず歴史的な転換点、変革期であることを意味しているのではないだろうか。

このような状況を打開するには、変化を拒まず、突飛な創造力やアイデアで立ち向かう必要があるのかもしれない。

◆自動車12社の従業員削減数◆

　　〔企業名/人数〕

　　トヨタ自動車　　6000　　（期間）　

　　本田技研工業　　4310　　（期間）

　　日産自動車　　2000　　（派遣）

　　スズキ　　960 　（派遣・期間）

　　マツダ　　1500　　（派遣）

　　三菱自動車工業　　2700　　（派遣・期間）

　　ダイハツ工業　　500～600　　（派遣・期間）

　　富士重工業　　1100　　（派遣・期間）

　　いすゞ自動車　　1400　　（派遣・期間）

　　日野自動車　　1150　　（期間）

　　三菱ふそうトラック・バス　　580　　（派遣・期間）

　　日産ディーゼル工業　　650　　（派遣）

　　　※期間は期間従業員、派遣は派遣社員。

　　　●出典： 「毎日新聞 （2009/1/16）」

◆電機産業の非正規労働者および正規労働者人員削減計画（一部実施分を含む）◆

　　〔企業名/人数〕

　　東芝　　922

　　富士通　　700

　　三洋電機　　1200

　　シャープ　　585

　　ソニー　　3000

　　パナソニック電工　　1000

　　日立　　3200

　　ルネサス　　1300

　　富士電機　　2000

　　NEC　　1200

　　日本IBM　　1000

　　沖電気　　400

　　ローム　　1000

　　村田製作所　　400

　　パイオニア　　300

　　　●出典： 「しんぶん赤旗 （2009/1/27）」

2009-02-20