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【店長ブログ】
HOPPY HAPPY !
連日 暑い日が続き、仕事帰りには “冷たーいビール🍺“ が欲しくなる 今日この頃 !!
そんなビールと同じ原料(麦芽とホップ)で女性や若者らに人気があるのが「ホッピー」である。
「ホッピー」といえば、昭和のオジサンの飲み物という印象が強いのだが、ビールに含まれているプリン体がなく、ビタミン類・必須アミノ酸などが含まれていることから、ヘルシー志向の外国人にも好まれているのだとか・・。
もう2~3ヵ月ほど前になるが、ホッピービバレッジの3代目・石渡美奈社長にお会いする機会があり、これまでの軌跡についてお話しを伺うことができた。
ホッピーは、戦後まもない 1948年に発売。当時高嶺の花だったビールの代用品として、東京の下町などでビールテイストの焼酎割飲料として大ヒットした。
しかし、1980年に博水社が発売した柑橘系炭酸飲料「ハイサワー」が爆発的に売れたことがきっかけとなり、焼酎の割りモノが柑橘系に移行、ホッピーは長い低迷期を迎えることとなった。
またその頃、ホッピー社内においてお家騒動が勃発、石渡派と親戚派とに分裂した。そうした事態が落ち着くには長い歳月を要し、経営権については 2002年頃まで、所有権については実に一昨年まで縺れたという。
無論 業績は低迷し、81年に18億円だった売上高は、2001年には8億円にまでダウン、会社存続の危機に瀕していた。
この危機を救うことになったのが、美奈サンだった。
広告代理店に勤務していた経験を活かし、ホッピーやイラストを描いたカラフルな色調のトラックを新宿・渋谷といった盛り場をグルグル走らせ、人目を引いたド派手な看板は効果絶大であった。
また、テレビやラジオにも積極的に出演し、インターネットでの情報発信にも力を入れた。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」に代表される昭和ブームの後押しもあって、ホッピーの知名度は急上昇。売り上げは、01年を底にV字回復し、17年度は約40億円と5倍近くになった。
ニッチな商品に着目し、大手ビールメーカーからの圧力などもあったであろうが、独自路線で販路を、そしてユーザを拡げていった「ホッピー」は、今 海外での拡販に注力しているという。
低カロリーで低糖質、しかもプリン体ゼロという高価なヘルシー飲料として・・
10年に社長に就任し、今年で10年目を迎える美奈サン。今後の活躍にも大注目である。
2019/08/08