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【店長ブログ】
羽田空港のハブ化・・・
8月におこなわれた衆院選において、300超の議席数を獲得し圧勝した民主党。新政権発足から1ヵ月半ほど経ち、マニフェスト実行に向けた動きが活発化する中、私が注目しているのは「羽田空港のハブ化構想」である。
この問題は、日本人海外渡航者が1000万人を超えた20年程前(1990年頃)よりクローズアップされてきた記憶があるが、「ようやく着手!?」といった感さえ覚える。
長年この問題が引きずられてきた背景には、成田空港の存在、政官財の思惑(利権?)等、あらゆる要因があったものと推測されるが、グローバルな視点と利用者の利便性がないがしろになっていたことは、いうまでもない。
まずは国が一体となって、国際空港の一本化を進めないことには、アジアにおける交通の要衝としての地位を築くことも、引いては経済的効果をもたらすことにもつながらない。
オリンピック開催予定地の決定プロセスに例えれば、韓国、香港、シンガポールと、東京、千葉、大阪、愛知といった国内の4候補地が共食いしながら7候補地で争い、他国の開催候補地に優位な状況を与えてしまっているようなもので、取り急ぎ国内の開催予定地を1ヵ所に絞ることが肝要といえる。
それがまとまらなければ日本全体が unhappy になってしまう。
(オリンピック開催予定地決定にあたっては、事前に自国の開催候補地が1ヵ所に絞られる)
そうした意味では、多くの地方空港が便を結ぶ羽田の国際空港化は、乗り換え時間を要さない利便性から、日本各地の人がまんべんなく海外渡航しやすくなり、また、世界諸国から羽田に人が集まることで、地方都市へ足を運ぶ外国人観光客も望めるのではないだろうか・・。
新しくできた政権には、そうした利便性、国際競争力の強化、それによる高い経済的効果(地域経済を含めた)といった視点で、しがらみのないグランドデザインを期待したい。
2009/10/30