【店長ブログ】

港の見える丘公園にて・・・

先日、久しぶりに山手にある 「港の見える丘公園」 に行ってきた。

言わずと知れた、横浜の観光地の一つで、横浜港を見渡せる高台にある。

久しぶりといっても、もう10年以上も前だったかな・・・。

その公園内・フランス山にある 「愛の母子像」 というブロンズ像。

横浜市緑区荏田町(現・青葉区荏田北)に住んでいた親子3人をモチーフに設置されたものらしい。

同じ青葉区民が、なぜ 20 キロも離れたこの地に・・・ (!?)

その疑問を解くには、今から34年前に起こった、ある事件にまで遡ることになる。

1977(昭和52)年9月27日 午後1時過ぎ、太平洋上の航空母艦 「ミッドウェイ」 に向かおうと、燃料満載の状態で厚木基地を飛び立った米海軍の戦術偵察機 「RF-4B ファントム」 が、離陸から約 2 分後、エンジン火災を起こした。

乗員2人は、機外に緊急脱出、横浜市緑区(現・青葉区)鴨志田町付近に、ほとんど無傷のままパラシュートで着地したのだが、制御を失った機体は、無人のまま 4 キロほど先の住宅地へ。

当時、小学4年生で、たまプラーザ駅近くで、事故の瞬間を目の当たりにした人の話を聞くことができた。

そのときは、ちょうど体育の授業で校庭に出ていたところ、黒煙を引きづりながら、学校から 3 キロほど離れた丘に落ちていく機体を目にした。

「あぁっー」 

直後にモノ凄い轟音と地響き、そして空高く立ち上ったキノコ雲が・・・。

小学生ながらも、あの時のあの光景は、今でも目に焼き付いて忘れられるものではない、と 顔をゆがめて語った。

その墜落事故で、5棟の家屋が全半焼、9人の死傷者が出た。

母子3人は、その犠牲者だったのだ。

目撃した付近の住民が、すぐに消防や警察に連絡するが、間もなく集結した米軍のヘリコプター数機から、ロープで事故現場に降り立った隊員らによって、集まった周辺の人たち共々締め出され、辺り一面を封鎖、真っ先に彼らが着手したのは機体の残骸を回収する作業だった。

「日米安全保障条約」「日米地位協定」を楯に、救急も消防も手出しできない中、3人は周辺住民の車で、別々の病院に運ばれた。

3歳と1歳の子は、全身に火傷を負い、3歳児は翌日未明に 「おばあちゃん、パパ、ママ、バイバイ‥」 という言葉を残して、1歳児は 「ポッポッポ」 と鳩ポッポの歌を微かに口ずさみながら明け方に、それぞれ息を引き取ったという。

青葉区役所の1階にある 「喫茶・軽食 ふれあいショップ はとぽっぽ」 は、そこから名付けられたらしい。

全身の8割に火傷を負ったその母親は、1ヵ月以上絶対安静の危篤状態が続き、死の淵からは脱したものの、その治療には耐え難いものがあったが、子供たちも治療に頑張っているのだ、という言葉を信じ、少しずつ癒えてきた。

我が子らの死を知らされたのは、それから 1年4ヵ月経ってからのことだった。

子供たちの分まで生きる決意を固くした母親は、1000人以上の人から皮膚の提供の申し出を受け、60回にも及ぶ手術を繰り返し、その後の厳しい治療に耐え、松葉杖を使って歩行するまでに至ったが、呼吸器障害などを併発し、病院への入退院が繰り返された。

そして治療の甲斐なく、事件から 4年4ヵ月後に帰らぬ人となった。享年31歳だった。

1985年、生前に海が見たいと言っていた彼女の願いをかなえるため、遺族の要望によってその像が建てられたが、都市公園法を理由に 「あふれる愛を子らに」 とした台座にされ、この事件の記念碑であることがわからない状態が続いていた。そのため一部市民から疑問の声が相次ぎ、2006年、青葉区出身ということもあってか、横浜市長だった中田宏氏により、事件の概要を簡潔に記述した碑文が設けられた。

私も今回、この碑文によって事件のことを知り、インターネット上で数多くの情報を読み漁った。目を覆いたくなるようなリアルな内容も多々あった。

この悲惨な事件(横浜米軍機墜落事件)は、その後、本やTVドラマ化され、物議を醸した。

昨今、沖縄の米軍基地移設問題がクローズアップされているが、何も遠い南の島のことではなく、考えてみれば、ここ神奈川県にも存在する、ごく身近な問題なのである。

青葉区に住み続けて、もう12年ほどになるが、地元で飛行機が墜落した話など聞いたこともなく、それだけ多くの人の記憶から遠のいてしまったことなのか、と思ってしまう。

しかしながら、こうした史実は、しっかりと後世に語り継ぎ、決して風化させてはならないことだろうと、今回ブログに記述した。

肩を寄せ合う 3人は、今、この横浜の海を見つめ、何を思うのだろうか。。。


2011/06/06

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