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【店長ブログ】
日本代表に足りなかったもの 。。
2014 FIFA ワールドカップ ブラジル大会は、決勝で延長の末にアルゼンチンを下したドイツが、1990年のイタリア大会以来 4度目の優勝を飾り、1ヵ月にも及ぶ熱い戦いに幕を下ろした。
日本代表は、期待されながらも グループリーグで敗退し、2大会連続での決勝トーナメント進出は果たせなかった。
「これからの日本サッカー界は、どうあるべきか !? 」
そうした声を、W杯終了後にあちらこちらで耳にする。。
元日本代表のある監督は、「“W杯優勝”という高い理想を掲げるよりも、現実的な目標を設定し、具体的に戦術を練るべきだ」 と選手に向けて言い放てば、別の元日本代表監督は 「4年毎に コロコロ と代表監督を代えれば強くなるというものでもない。もっと長いスパンで選手を育成し、10年後、20年後を見つめる必要があるのではないか。」 と日本サッカー協会を批判した。
現に、今回優勝したドイツの ヨアヒム・レーヴ (Joachim „Jogi“ Löw)氏は、2004年から代表チームのヘッドコーチを努め、2006年に代表監督に就任し、今大会、そのトロフィーを手にしている。
彼曰く 「我々は、ここ数年で急に強くなったわけではない。10年かけて選手を育て、チームを構成し、この日を迎えることができたのだ。」 と。
では、日本が ベスト 8、ベスト 4 と勝ち上がっていくために、何が必要なのだろうか。
私が思うには、まずは強靭な精神力、そして豊かな想像力だと考えている。
今大会も試合終了間際のゴールシーンを幾度か目にしたが、国の威信をかけて絶対に負けない、負けられない強い気持ちがにじみ出た結果といえよう。
また、ウルグアイの選手がプレー中に対戦相手の肩に噛みついたシーンは、記憶に残っている人も多いことだろう。
彼はその後のコメントで 「相手が肩で私の歯にぶつかってきた。ピッチの上では起こる出来事であって、そんなに大げさに取り扱うことではない。」 と、全世界数十億の目撃者を向こうに回して、そう言い切った。
例えが適切ではないかもしれないが、私は このメンタルこそが世界とのギャップなのではないかと感じている。
豊かな想像力というのも説明しづらい言葉だが、この場合、相手に察知されないぐらい、いくつもの行動パターン、攻撃パターンをイメージしているか、といったことだろうか。
しかしながら、日本でこういう人はきわめてマイノリティーで、普段の生活でそうした人がいるならば 「理解できない」 と変人扱いされかねない。 他の人と同じような行動を好む (!?) 右倣え主義的な我が国の国民性においては、幼児期からの教育を見直さない限り、浸透しづらいのではないかと思われる。
いずれにしても突然変異はあり得ず、ローマは一日にして成らず、一歩ずつ着実に進化を続け、遠くない将来の 「もしかしてだけどぉ~~ ・・・ 」 につながることを大いに期待したい。
【FIFA W杯 歴代優勝国・順位(ベスト4)】
開催年 〔回数:開催地〕 順位
1930年 〔第1回:ウルグアイ〕 (1)ウルグアイ (2)アルゼンチン (3)アメリカ (4)ユーゴスラビア
1934年 〔第2回:イタリア〕 (1)イタリア (2)チェコスロバキア (3)ドイツ (4)オーストリア
1938年 〔第3回:フランス〕 (1)イタリア (2)ハンガリー (3)ブラジル (4)スウェーデン
1950年 〔第4回:ブラジル〕 (1)ウルグアイ (2)ブラジル (3)スウェーデン (4)スペイン
1954年 〔第5回:スイス〕 (1)西ドイツ (2)ハンガリー (3)オーストリア (4)ウルグアイ
1958年 〔第6回:スウェーデン〕 (1)ブラジル (2)スウェーデン (3)フランス (4)西ドイツ
1962年 〔第7回:チリ〕 (1)ブラジル (2)チェコスロバキア (3)チリ (4)ユーゴスラビア
1966年 〔第8回:イングランド〕 (1)イングランド (2)西ドイツ (3)ポルトガル (4)ソ連
1970年 〔第9回:メキシコ〕 (1)ブラジル (2)イタリア (3)西ドイツ (4)ウルグアイ
1974年 〔第10回:西ドイツ〕 (1)西ドイツ (2)オランダ (3)ポーランド (4)ブラジル
1978年 〔第11回:アルゼンチン〕 (1)アルゼンチン (2)オランダ (3)ブラジル (4)イタリア
1982年 〔第12回:スペイン〕 (1)イタリア (2)西ドイツ (3)ポーランド (4)フランス
1986年 〔第13回:メキシコ〕 (1)アルゼンチン (2)西ドイツ (3)フランス (4)ベルギー
1990年 〔第14回:イタリア〕 (1)西ドイツ (2)アルゼンチン (3)イタリア (4)イングランド
1994年 〔第15回:アメリカ〕 (1)ブラジル (2)イタリア (3)スウェーデン (4)ブルガリア
1998年 〔第16回:フランス〕 (1)フランス (2)ブラジル (3)クロアチア (4)オランダ
2002年 〔第17回:日本・韓国〕 (1)ブラジル (2)ドイツ (3)トルコ (4)韓国
2006年 〔第18回:ドイツ〕 (1)イタリア (2)フランス (3)ドイツ (4)ポルトガル
2010年 〔第19回:南アフリカ〕 (1)スペイン (2)オランダ (3)ドイツ (4)ウルグアイ
2014年 〔第20回:ブラジル〕 (1)ドイツ (2)アルゼンチン (3)オランダ (4)ブラジル
2018年 〔第21回:ロシア〕 (1) (2) (3) (4)
2014/07/18